最近読んだ本の中から3冊ほど。
なつのロケット あさりよしとお(コミック)
ダイオラマの作り方 シェパード・ペイン(ハウツー本)
合成怪物の逆しゅう レイモンド・F. ジョーンズ(SF)
夏のロケットはネタばれになるんでストーリーについては詳しく触れませんが
小学生がロケットを打ち上げる話で。
現実味を持たせるために、かなり詳細な
技術的検討がなされており
ストーリーに奥行を持たせています。じーんときた。
ダイオラマの作り方は、25年くらい前に出版されたものの復刊&完訳版です。
内容はタイトルの通りダイオラマ(ジオラマ、模型)の作り方に関するものですが
もはや芸術の域に達する作例が大量に掲載されており
(実際筆者は博物館の展示モデル等も手がけている)見るだけでも楽しめます。
テクニック的な事に関しても、単なる紹介にとどまらず示唆に富んでおり大変に勉強になります。
この本、中学生の頃に発売になったのだけれども、お金が無くて買えなくて
友達に借りて、舐めるように読んだ記憶が。
復刊の噂を聞いたので、速攻予約した次第
改めて読み直すと、ワタシの持つ出所不明だったテクニックの多くが
この本起源だったことが判明。
若いうちに勉強(?)しておくと、一生の財産ですなあ。
合成怪物の逆しゅうは小学生の時に図書館から借りて読んだのだが
タイトルも、その作品自体もすっかり忘却の彼方へ。
それがある晩、奥さんとお茶を飲んでいる最中に突然思い出して
たった一つの手がかり「ゴケシケ(ゴセシケ)」をキーワードに調べて見たらば
出てきました。しかも丁度復刊されたところ。思わず注文。
子供向けの表紙とタイトルのせいで内容の見当が付きにくいが、シリアスな話です。
当時も「救いのない話だなぁ」とショックを受けたが(だから覚えていたのだろう)
今読んでもそうだった。ラストに泣いた。
2ちゃんの「子供ころ読んで衝撃を受けた作品」系のスレでは必ず
名前が挙がる作品であり、俺だけじゃなかったんだと納得。